住宅購入にかかる費用を徹底解説
注文住宅を買うためのローン
注文住宅を購入するには、高額な買い物になってしまうことになり、十分にお金の計算を行ってから購入可能な範囲のラインを知ることで、無理のないローンを組むことができます。
まずは、頭金の問題があります。
頭金は多ければ多いほど返済を楽にすることができますが、貯金を持っている方でも全てを費やすことは危険です。
最低限の現金を持っていないとアクシデントの際には家を手放してしまう恐れもあるので、身の丈にあった範囲がおすすめできます。
平均すると購入額の約20%程度が良いとも言われています。
残りの残債は注文住宅の購入に合わせて住宅ローンを利用しますが、固定金利と変動金利に分けることができるので、コンサルタントと十分な話し合いの元で決めることが肝心です。
年間の返済額は収入の25%程度が良いとされています。
年収が500万円の方では125万円です。
4,000万円の注文住宅の場合、単純計算では約30年程度で済ませられます。
購入時のお金の状態だけではなく将来的なことも検討することは欠かせないので、無理することなく返済額を決めることは当然のことです。
将来的に年収がアップしたり、金利が下がったりした際には、組み換えを利用することもできるので、当面の間の生活基盤を守る範囲にすることで失敗を防げます。
銀行で注文住宅の購入資金を借りるための審査は2段階で行われるのが一般的
注文住宅を手に入れる際に、ほとんどの人は銀行で住宅ローンを組んで資金を工面することでしょう。
その住宅ローンにおいてまず頭に入れておきたいのは、なんといっても審査に関することです。
多くの銀行の住宅ローンは、与信審査が2段階に分かれており、どちらも通過できないと融資が実行されない仕組みとなっています。
注文住宅の購入のために数千万円もの大金を貸すことになる以上、慎重に返済能力の有無が見極められるのは当然のことです。
注文住宅の場合に銀行によるチェックを受けるタイミングはケースによって変わってきますが、一般的には土地の購入を申し込むときに1回目を、建物の建築請負契約を結ぶときに2回目を受けます。
1回目のチェックでは収入を確認できる書類や物件に関する資料の提出を求められることがありますが、基本的には申込者本人の申告内容に基づいて行われます。
2回目のチェックは詳細かつ厳格なもので、銀行からはたくさんの資料の提出を求められます。
また、注文住宅ではローンの融資実行が建物が完成したときになるため、1回目の申し込みをする際には契約金や中間金などをすぐに支払えるようにつなぎ融資にも申し込むことになります。
こちらの融資も銀行から問題がないと判断されなければ実行されないので注意が必要です。